恋妻くずし

愛されて育ってきて愛されて夫婦になって。きっと私はしあわせな子どものままだった。――それがいけなかったんです。 膝にあたる冷たい床の感触と、手に持ったものの熱い弾力。 耐え切れずに私が顔を背けようとすると、彼はニヤニヤと笑いながら私の頭を押さえつけた。 ついこの間までは夫以外の男 ‥‥