神聖にして侵すべからず

これは、世界で一番ちっぽけな国の話。 首都圏の片隅にある街、猫庭(ねこにわ)の一角に建つ城のようなお屋敷。重厚なレンガ塀に囲まれたそこが、彼女が治める小さな王国だった。 王国の主である彼女を含めて国民は三人。まるで子供のごっこ遊びの延長のような家、もとい国。 そんな国の住人であり ‥‥